出来高と請求を別々に確かめる

廃炉工事では、現場作業の完了、検査の合格、契約上の出来高認定、請求承認がそれぞれ異なる統制です。写真や日報だけに依存せず、対象機器の識別番号、作業許可、測定記録、廃棄物の搬出記録を相互に照合しなければ、未実施作業の計上や二重請求を見逃します。

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再発防止は担当者への注意で終わらせず、発注者と元請け・協力会社の権限分離、抜き打ち確認、通報経路、過払い回収まで設計します。廃炉費用は長期間にわたり料金や引当金へ影響するため、件数だけでなく金額、原因、是正完了の証拠を継続公表することが信頼回復の条件です。

独立確認を機能させる

請求承認者が工程遅延の責任も負う体制では、問題を小さく見せる圧力が働きます。現場管理、契約査定、支払承認、内部監査の役割を分け、高額・例外・期末集中の請求を重点抽出します。解体物の重量や放射線測定値は元データまで遡れるようにし、訂正時には誰がいつ変更したかを残します。外部専門家の点検範囲と経営会議への報告経路も公開可能な形で定めます。

確認チェックリスト

  • 作業指示番号と現場完了記録、検査合格、請求明細を連結する。この項目の根拠資料、確認日、次回の判断時点を一緒に残します。
  • 契約変更の起案、査定、承認を異なる権限者へ割り当てる。この項目の根拠資料、確認日、次回の判断時点を一緒に残します。
  • 期末の出来高集中や端数の反復をデータ分析で重点確認する。この項目の根拠資料、確認日、次回の判断時点を一緒に残します。
  • 過払い判明時の回収、関係案件への横展開、経営報告を追跡する。この項目の根拠資料、確認日、次回の判断時点を一緒に残します。